
鹿児島県日置市の返礼品サポートを行うLRは、日置市、および市内の洋菓子店「青山じゅあん」と連携し、ふるさと納税の寄附金を活用して地域の子どもたちへ地元名菓を届ける「日置市笑顔プロジェクト」を始動させた。
この取り組みは5月より順次開始されていく。
返礼品の代わりに「笑顔」を届ける新プロジェクト


「日置市笑顔プロジェクト」は、ふるさと納税の寄附金を用いて、返礼品を寄附者に送る代わりに、日置市内の幼稚園・保育園に通う園児たちへ洋菓子店「青山じゅあん」の看板商品「薩摩77万石溶岩シュー」を無償で届けるもの。お菓子を単なる「モノ」としてではなく、園での配布や家族、友達と味わう“体験”として提供することを目指している。
こうした体験が日置市で育った記憶として心に残り、将来にわたってふるさとを思い返すきっかけとなり、地域を支える存在へと成長していく過程の一つとなることを目的としているという。
近年ふるさと納税は、返礼品の内容や競争が注目されがちだが、制度本来の目的には地方を応援し、地域の将来に向けた取り組みに資金を循環させる役割がある。日置市では「日置市笑顔プロジェクト」を事例として、今後も将来を見据えた寄附金活用や返礼品開発の検討を進めていく方針だ。
プロジェクトの背景

2025年7月に開催したイベントの様子

プレゼン大会の様子(2025年7月)
「日置市笑顔プロジェクト」は、2025年7月に開催された地方創生に向けた新規返礼品開発プレゼン大会で、最優秀賞を受賞したアイデアが基になっている。
同大会には、ふるさと納税支援を行う企業や団体、自治体、返礼品出品事業者が参加し、新たな返礼品や寄附金活用の可能性について議論が行われた。その中で、地元のお菓子を通じて地域との関わりを生み、子どもたちに体験として届けるという発想が高く評価されたという。受賞後は、自治体、企業、事業者が連携し、約半年間にわたる検討を経て事業化が実現した。
寄附金額77万円および配布人数777人は、商品名「薩摩77万石溶岩シュー」にちなんで設定されている。伊集院幼稚園など市内の園児に初回の5月8日(金)から順次配布予定だ。
洋菓子店「青山じゅあん」の思い

「日置市笑顔プロジェクト」に参画する「青山じゅあん」は、創業以来「王道の美味しさ」を大切にし、地元・日置市で育ててもらった経験への感謝から、“素直においしい”と言ってもらえる菓子づくりを続けてきた。
この町で育った子どもたちが大人になったとき、「子どもの頃に食べた、あのシュークリームが印象に残っている」と振り返る存在でありたいという。そうした記憶の一端を担うことが地域に根ざした事業者としての役割だと考え、プロジェクトへの参加を決めたという。
「青山じゅあん」は、お菓子をきっかけに生まれた体験や思い出が、日置市への親しみにつながることを願っている。
鹿児島県日置市の紹介

日本三大砂丘のひとつ「吹上浜」
日置市は、東シナ海に面する鹿児島県の西部、薩摩半島のほぼ中央部に位置する、豊かな自然に囲まれたまち。
日本三大砂丘のひとつである白砂青松の「吹上浜」は、マリンスポーツが楽しめるほか、美しい夕日を眺めることもできるスポットだ。

400年の歴史を誇る「薩摩焼」
また、「妙円寺詣り」や「流鏑馬」「せっぺとべ」といった歴史的な伝統行事や、400年の歴史を誇る「薩摩焼」、優れた泉質の「湯之元温泉郷」「吹上温泉郷」など、古の情緒と安らぎに満ちた資源も豊富に有する地だ。新産業を創出する取り組みとしては、日置産オリーブブランド確立を産官金連携で目指している。
ふるさと納税を通じて次代を担う子どもたちを笑顔にし、郷土愛を育む日置市のプロジェクト。将来を見据えた挑戦に今後も注目してみては。
ふるさとチョイス:https://www.furusato-tax.jp/city/product/46216
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さとふる:https://www.satofull.jp/city-hioki-kagoshima
(Kanako Aida)